狂犬病とは?~狂犬病ワクチンの重要性~
「狂犬病ってどんな病気のことなの…?」
「狂犬病ワクチンって必要なの…?」
犬の飼い主は、狂犬病ワクチンの重要性を理解して定期的に接種させてあげる必要があります。これから犬を飼い始める方の中には、狂犬病とはどのような病気であるのか?また、狂犬病ワクチンの必要性についてご存じでない方もいることでしょう。
そこで今回は、狂犬病とは何か?また、狂犬病ワクチンの重要性をテーマにお届けしていきます。
狂犬病とは?
狂犬病とは、狂犬病ウイルスの感染によって引き起こされる致死率がほぼ100%の感染症です。狂犬病にかかっている、犬や猫といった動物に噛まれることで起こり得ます。感染してから発症までの潜伏期間は1か月~3ヵ月ほどとなっています。
狂犬病の症状について
狂犬病の症状としては、発熱や倦怠感といった風邪のような症状が初期症状であり、その後幻覚や錯乱、興奮などの症状を経て呼吸停止…という流れになります。
狂犬病に感染した犬の症状について
狂犬病に感染した犬の症状としては、
・極度に攻撃性を増す
・興奮状態になる
・石や土といった異物を食べる
・光や音に過敏になる
などが挙げられ、次第に全身が麻痺して昏睡に至ります。
人から人に感染するのか?
狂犬病に感染してしまった方からほかの人に感染するのか?という点については、結論からして感染はありません。
暴露後ワクチン接種について
狂犬病に感染した可能性がある場合には、暴露後ワクチンというものがあります。これは、狂犬病の発症を予防するためのワクチンになります。
恐ろしい病気である狂犬病!ワクチンは重要!
狂犬病は発症するとほぼ100%の致死率ですので、狂犬病のワクチンは超重要であると言えます。そのため、生後91日以降の飼い主は予防接種を受けさせなければなりません。また、年に一度予防接種が義務付けられており、4月~6月に集合注射が各市町村でおこなわれています。(ハガキを持参)
狂犬病の発生状況
日本では1957年以降発生していないものの、依然として世界各地では狂犬病が発生しています。狂犬病による死亡者は毎年約5万人にものぼりますので、海外渡航の際には野犬に気を付ける必要があると言えます。
まとめ:狂犬病とは?~狂犬病ワクチンの重要性~
いかがでしたか?今回の内容としては、
・狂犬病は狂犬病ウイルスの感染によって引き起こされる致死率がほぼ100%の感染症
・人間が狂犬病を発症した場合には風邪のような症状からはじまり、錯乱や幻覚を経て呼吸停止となる
・狂犬病ワクチンは毎年1度必ず受けなくてはならず、4月~6月に集団注射がおこなわれている
以上の点が重要なポイントでした。狂犬病の症状についてご存じでなかった方もいるかもしれませんが、致死率がほぼ100%ととても恐ろしい病気ですので、犬を飼えば毎年必ず予防接種を受けさせるようにしましょう。
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