犬の認知症の症状と予防方法について
人間と同様に犬も高齢になれば認知症の症状が出ることがありますが、先々のことを考えて認知症についての知識を飼い主が持っておくことは大切です。
今回は、犬の認知症の症状と予防方法などをテーマにお届けしていきます。
犬の認知症について
犬の認知症は12歳を過ぎる頃から発症することがあると言われ、認知症にはさまざまな症状があります。
・夜鳴きをしてしまう
・トイレの失敗が多くなる
・ぐるぐる意味もなくまわる
・単調な声で吠える
・昼夜逆転してしまう
・呼ばれても無反応
このような症状が見られれば、認知症の疑いがあります。症状は徐々に進行するケースが多いですが、何らかの病気をきっかけに、急に症状が現れることもあります。
認知症の予防について
認知症の予防として、なるべく昼間に起こして散歩をさせることが大切です。日光を浴びることにより、体内時計をリセットさせ、刺激を与えることができます。また、散歩は筋肉の衰えを防ぐことができますし、散歩中に出会う犬との交流も刺激になります。ただし、真夏日や温度の低い日は、シニア犬の場合散歩を控えましょう。散歩も体力に合わせて行うことが大切です。
犬が認知症かもしれないと思ったらどうする?
犬が高齢になり認知症かもしれないと思えば、まずは動物病院に行くことをおすすめします。認知症と思っていても、別の病気が隠れている場合がありますし、プロのアドバイスを聞かずに認知症を放っておくと、症状を遅らせることが難しくなります。
犬が認知症になってしまったら
続いて、犬が認知症になってしまった場合に意識することを紹介していきます。
部屋の環境を整えること
認知症になってしまった犬は、壁に頭をぶつけてしまうことがあるため、部屋の環境を整えることをおすすめします。部屋の角や家具の角にクッション材を取り付けたり、滑りにくい床にしたりすると、シニア犬でも安心して過ごすことができるでしょう。
トイレを近くに置く
認知症になるとトイレを失敗してしまうことが増えますので、トイレを犬の居場所の近くに置いたり、トイレができるスペースを増やしたりしましょう。また、オムツをするのも有効な手段になります。
マッサージをしてあげる
マッサージをして犬とのコミュニケーションを図ることで喜びますし、血行を良くしてあげることができます。また、声掛けをしながらスキンシップをとれば良い刺激になりますし、硬くなった筋肉を柔らかくすることができます。
まとめ
今回は犬の認知症の症状と予防方法などをテーマにお届けしましたが、どんな犬もいずれ年老いて、これまで出来たことが出来なくなったりします。そのような中で先々の知識を持っておくことで、犬が快適に過ごせるだけでなく、飼い主も愛情を持って接することができるでしょう。
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