犬がかかる「分離不安症」とは?
みなさんは「分離不安症」という言葉を聞いたことがありますか?なかなか聞き馴染みのない言葉かもしれません。簡単に言うと飼い主がいなくなる状態に耐えられずに、情緒が不安定になることをいいます。犬を飼っていれば、これにかかることもあり得るので注意が必要です。
そこで本記事では、「分離不安症」の概要やその改善方法について解説していきます。
「分離不安症」とは?
「分離不安症」とは冒頭でも述べたように、愛犬が飼い主から離れることを不安に感じて肉体的・精神的に不安定となり、そのせいで様々な問題行動を引き起こすことをいいます。
次に、分離不安症でみられる症状について見ていきましょう。飼い主が外出しようとするときに、吠え始めたり飼い主のあとをついてくるといったことがあります。飼い主の留守中に部屋が荒らされている・吠え続ける・自分の手足を噛む・トイレ以外の場所で排泄するといったことがあげられます。
単にしつけ不足、退屈であるといったことでも上記の症状は現れるので、その点も疑ってみることが大切です。
分離不安症の原因について
分離不安症は飼い主と愛犬が離れて、愛犬が「飼い主がもう二度と自分のところへ戻ってこないのではないか」という不安から、これまで説明した症状を引き起こすといわれています。このような不安に愛犬がかられるのは、飼い主との間に「強い依存関係」があるからだというのもあるようです。
また、脳や神経の異常で分離不安症の症状が強く現れるということもあります
分離不安症の改善方法
続いて、分離不安症の改善方法についてみていきます
脳や神経に異常があり、重度の分離不安症を患っている場合は、投薬による治療が行われることもあります。症状が軽い場合や脳・神経に異常がない場合は、「しつけ」によってその症状を改善していきます。
しつけではまずは「ひとりでいる時間に慣れさせる」ことから始めましょう。数分から愛犬をひとりにして、静かにしていられたらよく褒めてあげます。そして、部屋を離れる時間をだんだんと長くしていってその状態に慣れさせます。これを通じて、飼い主不在による愛犬の不安感が緩和されていきます。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「分離不安症」について解説しました。
脳や神経に異常があってこれにかかっていることもありますが、しつけをすることによって愛犬が抱く飼い主の不在への不安も軽減され、異常行動も落ち着いてくるでしょう。分離不安症でお困りの方は是非参考にしてみてください。
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