ワンちゃん（犬） 2024.02.16

犬の認知症の症状や予防方法などをわかりやすく紹介！

犬の認知症は、高齢化に伴って起こるものであり犬の認知機能や行動に影響を与える症状です。では、具体的にどのような症状があり、どのような予防方法が考えられるのでしょうか？今回は犬の認知症をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

犬の認知症の症状について

認知症の記憶障害として、今まで当たり前のように覚えていたこと、出来ていたことを忘れることがあります。例えば、家の中で迷子になったり、家族の顔を忘れたり、これまでのルーティンを忘れるなどが挙げられます。また、睡眠障害として犬が夜間に休息できず、夜中に不安や興奮を示すことがあります。

そのほかの認知症の症状として行動パターンが変化することがあり、活発さや興奮が減少し、無関心や無気力な態度を示すことがあったり、夜泣きや無駄吠えが増えてしまうといったことが挙げられます。そのほか、排泄トラブルとして、トイレの場所を間違えたり、排尿や排便のコントロールができなくなることがあります。

犬は何歳で認知症になり得る？

犬が認知症になる可能性は個体によって異なるものの、人間と同様に年齢が進むにつれて増加します。一般的に小型犬は12〜16歳、中型犬は10〜14歳、大型犬は8〜12歳とされています。

犬の認知症の予防方法

犬の認知症予防のためには、バランスの取れた食事を提供しましょう。特に、オメガ-3脂肪酸や抗酸化物質が豊富な食品を摂取することが、脳の健康を維持するのに役立つとされています。

また、適度な運動を提供することも重要であり、定期的な運動は犬の身体と精神の健康を維持するのに役立ちます。適度な運動は血流を促進するため、日常的に散歩や遊びを意識しましょう。

さらに、犬のストレスは認知症のリスクを高めることがありますので、犬が安心してリラックスできる環境を提供し、ストレスの原因を最小限に抑えることが重要です。そのほか、定期的な健康チェックも重要です。定期的な獣医師の健康チェックは早期に問題を発見するのに役立ち、健康問題が早期に発見されると、認知症のリスクを減らすことができます。

犬が認知症になってしまったら？

犬の認知症は進行性の疾患であるため、完全に治療することはできませんが、飼い主のサポートと適切な管理によって症状を軽減し、犬の快適な生活をサポートすることができます。犬が認知症の症状を示す場合、犬の健康状態を評価し、適切な治療や管理方法を提案してくれる獣医師に相談しましょう。

そして、環境の整備として生活範囲を狭め、段差をなくしたりしながらトイレや食事の場所をなるべくまとめます。夜泣きや昼夜逆転にお困りの場合は、なるべく昼間に散歩などをして刺激を与えることが効果的です。

まとめ：犬の認知症の症状や予防方法などをわかりやすく紹介！

いかがでしたか？今回の内容としては、
・犬の認知症の症状としては、これまでの出来ていたことを忘れる、夜泣き、排尿や排便のコントロールができなくなるなどが挙げられる
・犬の認知症になり得るのは、小型犬は12〜16歳、中型犬は10〜14歳、大型犬は8〜12歳とされている
・犬の認知症の予防方法としては、バランスの取れた食事、運動、ストレス軽減などが挙げられる
以上の点が重要なポイントでした。犬の認知症についての知識はつけておき、いざという時の心構えをしておきましょう。